歩行ジャンキーを自覚した、ちいかわの食玩。

未分類

車の運転を始めたせいで歩きたい欲がとても強くなっているのを感じた。嘘だ、車の運転を始めたせいで歩く場所のバリエーションが増えてしまった。その結果、歩くパターンが無限に発散してしている。なんか3時間くらい歩いたときの話を書く予定だったのだがその前日は前日で一時間くらい歩いていた気がする。

きっかけは一時間歩いていたときの道中だ。ちいかわの食玩フィギュアをみつけた。でかいクリーチャーがいて、ついにそういうのもグッズ化されたのかとびっくりしていたのだが、その夜ちょっと欲しくなってしまった。雑談の折、どうも普段行かないスーパーにあるとのことだったがその日は遅かったので帰宅した。

翌日、スーパーにあるだろうと思い、探したら無く、コンビニには件のキャラクターは抜かれていた。コンビニとスーパーを5件くらい歩いた所見つからなかったので、市電で昨日のスーパーに向かったら抜かれていた。その時点でだいぶ萎えてきてそこまでするほど欲しくはなかろうと思い始めていた。しかし、体は完全に歩くスイッチが入ってしまったらしく、次行くべきスーパーの方向がどんどん頭に浮かんでいく。以前、欲しかった食玩やガチャガチャなどを探したことがいくつかあった経験から大きめの量販店の場所が脳に刻みつけられてしまっている。あのときはかなり欲しかったものを手に入れるためにあらゆる交通手段を用いて徒歩の限りを尽くした。しかし、今回は手に入れることを我慢はできるはずだったが、歩くことを我慢できなかった。他人から驚かれるほど歩く自覚はあった、巡回王と言われるレベル。それでも今日までは歩くために歩いたことはなかったと思う。

次のスーパーに行ったのが良くなかった。昨日の夜、それがあるとされているスーパーの案内看板を見つけてしまったのである。なんとなく遠い場所のような気がしていたが、どうもその道をずっと歩くと行き着くらしい。そうなるとあるきたくなってしまうのがその日の自分である。歩くとなんとなく来るまで通った記憶がある道にさしかかり、それを過ぎて知らない通りを抜けると件のスーパーがあった。例のフィギュアは跡形もなかったので勘違いはあったと思いつつ、市電もJRも無い場所まで行き着いたので困ってしまった。交通機関と徒歩でつけた地理は、線路を直線と仮定しそこから枝分かれするもので、枝の端と端の位置関係はほとんどわからない。つまり、思ったより遠くに来てしまった上に帰りの交通機関がわからない。困ったので歩くことにした。

こういうエリアはコンビニもそこまで密集していないので巡回効率が悪い。(反面、穴場ではあるのでもしかしたらポケモンカードなどは買いやすいかもしれない。シングルを通販する派だが。)そういう虚無の道を、車で通ったかどうか思い起こしながら、この記事を書く構想を練っていた。ちょうど、きのみを取るために2m半くらいの杖を上に掲げるおばあさんや、プペル自販機が現存しているのを見てちょうどいいオチが見つかったと思い。だから歩くのが好きなのかと思っていると。ようやく知っているバス停を見つけた。しかし、横のスーパーで件のちいかわが無いことを確認していたら帰りのバスを逃してしまった。次のバスまで時間を潰すことも可能だったのだが、なぜか歩いて帰ることにしてしまった。

この時点で、体感20コンビニくらいまわっていたと思う。どうも、最初に入ったあのコンビニしか例のちいかわを入荷していない可能性に至った。コンビニは案外、入荷するアイテムに微妙な個性がある。そして、市電の駅まで到達した。そこなら10分もしないうちにトラムが来るのだが、自分でもよく分からなくなっていたので、JRの駅の方に足が向かった。

そこのイオンには件のちいかわがたくさんおいてあり、ようやく歩く理由が完全に無くなったので帰宅した。九段のちいかわは寝転がる様子がとてもかわいかったので満足した。歩くことを手間と考えると明らかに割に合っていない。その後もずっと眠れなかった。

どういう日だったんだろう。カップ式のコーヒーがめまいがするような味だったのが良くなかったかもしれない。

タイトルとURLをコピーしました