映画ジョンウィック全部観ちゃった。1~4の持ち味は何か?

レビュー

真田広之が胡散臭いジャパニーズアウトローの親分をまたしている(前回は『ブレット・トレイン』)という話題を聞いてそれが例の犬殺しの復讐をする映画と同じシリーズだったのでちょっと興味がわいた。

それで一作目、例の犬の映画を観た。噂通り犬(と自家用車)殺しを復讐をする映画だったのだが、思いのほか犬の扱いが凄惨でずっとバッタバッタ殺戮を繰り返していたので萎えてしまった。もうちょっと暖かい日常シーンを期待していた。

それで知人が最新作(4:コンセクエンス)を観てコレジャナイ的なニュアンスで面白いと話していたのでまた興味がわいた。それで2を観るに至った。2は、何か変な裏社会の印を持ち出して家を爆破されたのでその復習をするという話だった。今回は裏社会のサービスをフル活用してオシャレで強い装備を整えてパワーアップ。そこから前作と同様にクラブで戦い始めたので前作と同じ感じかと思ったら、どんどん胡乱な殺し屋が出てくる。その中に元相撲取りっぽいのがいたので、インチキジャパニーズ要素ここからかぁと思いまた気になってしまった。

3。裏社会の掟を破ってしまったので2から懸賞金が跳ね上がる。復讐要素なのかは疑わしいが、2からの協力者が粛清される。それに駆り出されるのはにんじゃりばんばんとともに登場する三島由紀夫似の寿司職人忍者。これまでと同様皆殺しにするも平穏は訪れない。

とまぁ、次第に復讐度が薄れ、ニセニッポン要素と袋叩き要素が強くなって4作目に至ったのは理解できた。4は大阪のホテルが舞台となるシーンがあり、ついに変な日本そのものが出てくる。その後、いつも通りクラブで戦い、波長が合う殺し屋と戦うという展開だった。長さの割にはテンポが良かった。

エピソード比較

全体的にキアヌがバッタバッタ倒すところは一貫していて、復讐要素や裏社会しつこい要素が変わってくる。あとはなぜかクラブで良く戦ったり車にひかれたりする。正直予告編を観たほうが良いが、ざっくりと比較したい。

1:話がシンプルでとっつきやすい。犬がかわいそうなのでそこは注意。

2:裏社会のルールとか要素が増えてくる。スーツがムチャクチャ丈夫な理由とか2を観ないとよく分からない点が多い。変な殺し屋が一番多いかもしれない。

3:最初から大勢の殺し屋に狙われている。ベリーショート女子が偉そう。犬バトル要素はここから。裏社会のボスっぽいキャラとよく交渉している。ライバル殺し屋がニンジャ?ステージギミック「馬」。

4:過去作で一番感情移入されているキャラが死ぬ。胡乱大阪真田広之。一撃を丁寧に太鼓に当てるな。黒人金目当て犬使い。主人公と似た境遇のライバル。夕焼けが合うイケメン黒幕(お約束通り終盤にサンシタになる)。凱旋門前で車通りまくりバトル。一番キャラが立ってる。

まとめ

復讐が見たかったら1、派手なものを観たかったら4がおすすめです。ただし、細かい設定が気になるんだったら2を(できたら3も)見ておいた方が良いでしょう。3は要素のクセが強くて何とも言えません。どれも映像は見やすいので大ハズレにはならないです。

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