ガジェット系シンガー サイモンガー・モバイルが毎週配信で使っていた機材が安くなっているので買った。昨年末のことだ。どうやらスマートフォンとそれで完結した配信環境を構築できるらしい。
コンスタントに動画を撮りたいと思いつつも腰が重い問題が発生していたので、気分転換的な意味で購入してみた次第である。
ボタンが10個あるな
![](https://myunit.xyz/hbh/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/8ec6df0c14cdbfde7a16d1d30cf43abe.jpg)
細かい機能は公式の商品ページを参照してもらうとして――
大まかな仕様を説明する。
入力:外部入力(ミニプラグ), マイク端子(XLR・フォン兼用), 本体内蔵マイク
出力:ヘッドフォン(ミニプラグ), スマートフォン
ボタン類:ポン出しボタン6つ, 配信ボタン, マルチ画面ボタン, マイクリバーブ,ボタン マイクミュートボタン
ノブ類:ポン出し音量調整, マイク音量調整, ヘッドホン音量(筐体側面) , 外部入力音量(筐体側面)
電源:USB(micro B, モバイルバッテリー可)
ポン出しできるものは、あらかじめスマートフォンに保存された動画・画像・テロップ・BGM・SEである。
要は楽器1つ+ボーカル1つの配信にポン出し用の素材を抜き差しして配信を行うことに特化した機材だろう。
設定アバウト気軽に配信
試しに年始に行ったソロのライブの練習を配信してみた。
パフォーマンスをしながら素材を抜き差しするのは難しかった。
しかし、告知のフライヤーを置いたり、テロップを置いたりするだけで配信の趣旨が伝わりやすくなっているように感じるので実際便利である。
特に、画像や動画については画面に自動でフィットするように来てくれるので設定が楽。
テロップも上中下/左中右の9か所で潔い。
不便だったのはチャンネル登録数の都合か何かでYoutubeと連携できず、ストリームキーを使って配信したのでコメントを確認するために予備の端末が必要になったところくらい。
PCでやろうとすると細かい設定の調整がストレスだった部分が解消されて良かった。
ただ、あらかじめアプリに素材を登録しておく必要がある(テロップは頑張ればリアルタイムで編集できる)し、やっぱりOBSとかでコメビュとか使えないのは気になる(自分の配信でコメントが来たことはほぼ無いが)。そこまではPCでやった方が自由だとは思っていたが、その後手ごたえのある使い道を見つける。
他人の家で配信しよう
私とバンドをしている大野氏が新譜や自主企画ライブをするので、告知をしようと思ったのだが本人が情報を伝えてくれない。どうにか話せるような流れに持っていくために配信することを思いついたのである。
レコーディングついでにGO:LIVECASTと100均ミニミニスマホ三脚を持参し彼と配信するに至った。
持ってきた物以外でつかった物は、大野の家にあったマイクとスマートフォン。あとは配信の設定とコメントの確認用に本人のPCを使用している。マイクや人物の配置のリハーサルもちょっとやった。
GO:LIVECAST、自宅以外の屋内で配信する用途なら小回りが利く。
ただ、大野のYoutubeアカウントで配信のリクエストを行っていなかったので配信が一度延期になったことはある。他人のアカウントで配信をするのはレアケースだと思うが念のために気を付けておこう。
もうちょっと使い倒したいな
ということで、素材付きの配信環境を簡単に持ち運べるところに強みを感じた。
他にも使っていない機能(マルチ画面とか)や、用途があるので細かいノウハウがたまったらまた何か書くかも。