20240301-03

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月初めは予定が多い。神棚の水を入れ替える間にコーヒーメーカーで久々にコーヒーを作ると頭が痛くなる。恐らくカフェイン的な成分が多く抽出されすぎるのだろう。

そういう頭のまま美術館に向かう。鹿児島国展という展示があった。
毎年、おおよそ同じようなメンバーが同じようなスタイルの作品を作成しているのだが、毎回目新しい感触があり驚く。そういうシーンなのか、立体的に材料を盛っている作品が多い。そういう部分が美術館よりもっとストリート的な壁面の環境で作品を観たくなる。

その後、県民交流センターでデザイン百覧会に行く。SNUBNOSEの人がいた。彼は出展者である。あごぱん氏のポスターがもう一枚欲しかったころ合いなので買う。

映画の時間には合わなかったので帰宅して。夕方映画に向かう。(ボーは恐れている)
その後、凡に寄って帰る。明日を踏まえ寝ようと思ったら、忘れ物があると連絡が来る。意地でも寝てみたら4時になっていたので、体力つくりがてら小走りに凡へ向かう。すると、凡が開いていた。運が良かったとはその時まで居座っていた客の弁。

ここまでがライブ(1日目)の朝の出来事である。

食事とシャワーを済ませ、県民交流センターの映画イベントに行く。なぜかバンド関係の知人も来ていたが、早朝凡で会うと約束した人は寝坊していた。(しまねこ)
その後、流れでいろんな予告編や制作挨拶を観ることに、あとバンド仲間とSNUBNOSEのメンバーに挨拶。

ライブまで時間が微妙に空いている。ランチタイムが終わり、飯屋が閉まる間の悪い時間。ぶらぶらと歩き、湯湯に行きつく。さすがに行き慣れ、いくつかの段差に躓かなくなったが、今度は積まれたCDにぶつかってしまった。版画だろうか、展示作品を見ながら鶏飯を食う。…つもりだったが団体客が来たので席を移動した。なにかちょうどいいグッズがあったので感想はそれを買いに来た日にしようと思う。

キャパルボ、まだ大野に来ると予告した時間より10分早かったが、出くわした悪魔(便宜上、彼をそう呼ぶ)に大丈夫だろうと言われSRに向かう。悪魔はスタジオに用事があったのか弁当を食いに来たのか謎であった。つい先日到着した詩集を売り物として並べ、通りがかった出演者に挨拶し、開場の時間になる。案の定大野は物販のお釣りを用意していなかったのであらかじめ用意しておいたお釣りを金庫(として利用している容器)に入れる。

やっと本題に入る。当日の印象重視で説明します。

SRホールに入ると観客フロアの中央にじゅうたんが敷かれていて、その上にアンプやギタースタンドなどの機材が置かれているのが第一に目に入る。ステージ側はフェンスの代わりに優耶YAMBASU(ヤンバス)の大判のキャンバス。ドラムの背後はブルーシートがかけられ、手書きの日の丸が掲げられている。秘密結社のアジトのような趣。ステージを除いた三方の壁には丸イスが置かれ、演奏より演説が始まるような予感。

一番手、慶恭。観客フロア中央マイクスタンド前に立つ。フレッシュな角刈りになったからか声の勢いがいつもよりスポーティ。アメフト部のタックルのようにギターが、叫び声がぶつかってくる。それを観客が360°取り囲む。正面のみならず、横、背後から慶恭を観る。どのアングルからでも気合がド厚く伝わってきた。

続いて花想い。ステージでの演奏。南龍太郎氏の柔らかな歌声は、YAMBASUのバイオレンスなタッチの設営と不思議な反応が発生し、どこか異様なカリスマ性を放っていた。最近の花想いは県外での活動もいくつかあった。それと関係があるかは不明だが、パフォーマンスのラストではメンバーが活発な音をかぶせ合うような盛り上がりが強くなっていた。

ここで大野のオーガナイズは妙手を打つ。P.O.Vのハーシュノイズが会場を塗りつぶす。ちらほらとロビーへの避難者が続出し、これはわからん、大野やべぇの声が聞こえてきた。ロビーにいてもそこそこの音量が流れる状況で初めての人にもやさしい環境だったのかもしれない。一方ホールの中にもしっかり生存者が存在した。あらゆるレイヤーの音の羅列が奥行きを持って耳に入ってくる空間があった。このイベントはどうなってしまうのか。

MOJO KIDSのブルースハープはこのイベントで一番ギラギラしていた。弾き語り、ロック、ノイズとここまで身体のあらゆる部分を揉まれていたところに、唯一届いていなかった頭の天辺へノリのいいブルースが刺さる。コータロー氏が促すコールアンドレスポンスで会場はまとまってしまった。サウナを一巡した達成感に包まれる中、波乱がまだあることを全員が覚悟していた。

ついに、大野の出番。 ヤンバスのペイントが入ったヘルメットとガイコツ模様のズボン、同じくヤンバス作画の大野のイラストが入ったTシャツを着た大野。Tシャツを物販で売れよと思いながら、前半はソロの弾き語り。

温まってきたところでヤンバス・chumakino・督田唯が参加。大野のギターの響きが変わる。chu氏と大野はPCを動作させている。それぞれの声や旋律が、打ち込みなのか生の演奏なのか聴き分けられないくらい複雑に重なる。対照的に督田唯のギターは現実感のあるリフを弾き続ける。音響的なピントの差が激しい空間、それをヤンバスが非難するような仕草。絵を描くと見せかけて周囲を歩く。常に予定調和を許さない情景。紆余曲折の末、ヤンバスはキャンバスを床に降ろして線を描き、大野は台に立って歌唱した。ヤンバスが魂について演説をして終了。多少の煽りを受けて始まったアンコールは『傘をさして帰るよ』。ギターのチューニングを意図的に緩めたアレンジの傍ら、ヤンバスは傘をさして佇んでいた。

すべての人間が打ちひしがれていた。

そのまま打ち上げに合流。大野含むMOJOで飲む組を残し一度飯を食う組に分かれた。しかし飯屋から戻ってくると大野は一度家に帰ったとのこと。MOJOには共通の知人がいない状態になっていたという。その後、バンドメンバーにはソロの活動は全く知らされていなかった件を含め、イベントの裏話が始まった。大野が戻り、程なくして解散。凡をみてから帰る。

次の日もライブなので日中はひたすら休憩。こういう日はひたすら飯を食っていた。

今日のライブは慣れた曲をベースに、数回流した段階に過ぎないカバー曲をぶっこむセット。原因はよく分からないがシンセのオクターブが下がっていたアクシデントがあったが、一度何かあると吹っ切れるのかプレイの不安感は無くなる。とは言え、曲順を変えただけでも大野のプレイ傾向が異なるので対応が難しい。パンクをはき違えているのか昨日のテンションが続いているのか何様か分からないMCを挟んでカバー曲。大まかな駆け引きと音のマッチアップだけ決めて普段より野放図な演奏。偶然にも臨場感は先ほどまでの曲とマッチしていた。ワンコード的な曲に対して可能性を見いだせた一夜だった。

翌朝、旨い飯を食って寝ていた。半ば朦朧としながら焼き魚定食、プラモ売り場、パーツの買い出しを経て睡眠。

今後軽めのライブレポを書くために数日の行動をまとめたが、特にオチが無い。

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