この前観た演劇の話をしたいのだが、どうもわくわくした…以上の感想がまとまらないので、演劇そのものの事について書きたいと思う。
私のスシのスタンスというのは、演劇を観て着想した部分も大きい。しかし、お客で見かけ人にバンド界隈の人がいることは少ない(一方、イラスト界隈の人は多い)。今回はバンド音楽と演劇の類似点、あるいは参考にしている部分について考えてみたいと思う。
まず、演劇もバンドもステージで行う点は共通している。演者がそこでパフォーマンスを行い、時には小道具を使って状況をつくり出す。例えば人の位置や何か取り回しの良い物体で伝えたいことを伝える。例えばイスみたいに使っていた箱を積んで階段みたいにするとか、バンドとしてどう役立てるのか分からないがとにかく便利そうで使ってみたくはある。
もちろん、臨場感のあるセットも魅力の1つだろう。バンドの短い転換時間では難しいのだが、現実のステージという制約でどんな表現ができるのかについては頭に入れておいて損はない情報だろう。
もう1つは、存在感の相性である。バンドにおける音像のようなものが演劇にもある気がする。バンドが音楽を作るものだとすふと、演劇は物語を作ると言える。バンドの音のまとまりと同じように、劇団の間に世界観か何かのまとまりの概念があると思う。各々がそれぞれの引き出しのバリエーションを駆使して、一つになるようにチューニングをする必要がある。何を合わせているのか良く分からなかったのだが、今のところは存在のありかたをすり合わせているのだろうと考えている。
正直、バンドに関しては音が良ければ良かろうとは思う。しかし少なくとも私はそれがわからないのて、大野に対してどのように存在するべきか、という問いをヒントに今のスタイルや演奏を考えている。機能の面では、なにのために存在しているのか。表現の面では、どのように在ろうとしているのか。演劇のほうが文脈の概念がはっきりしているのでパターンが見えやすいと思う。
このように、演劇のほうが会場の使い方や人物の存在感が分かりやすくて参考にしやすい。そういう実用性があるという意味でも観劇をおすすめしたいのである。

