マンガ図書館Zというサイトがある。赤松健監修の漫画配信サイトで、電子書籍がメジャーになり始めたころからサービスが始まっていた記憶があるが、それから今までPDFの販売や投稿など機能が追加されていたようだ。作品ごとにスタッフのコメントがついている等丁寧な印象がある。
そのサイトが11月20日でPDF販売の停止、11月26日でサイトの停止が行われてしまうので、配信作をチェックすることにした。気になったものをここで紹介しておきたい。(ブラウザのタブの整理が面倒なので)
TRPGマニュアル類
アナログでRPG(ロールプレイングゲーム)をするためのルールブック及び資料集。ゲームやシナリオの進行のために世界観がぎっしりとテキストにされている。例えば「蓬莱学園の冒険」では架空の部活動の活動内容や顧問・部長、財宝など事細かに記されている。無料でダウンロードできるものが複数あるので、とりあえず保存しておけば読み物になるかと。
がぁさん「だいらんど」
マンガ図書館Zで読める、という触れ込みだとこの作品が一番有名だったと思う。チンピラがメルヘンの世界に迷い込む話。割と裏をかく救われ方をする。他のサービスでも有料で読めるが、個人出版のほうはアカウントが凍結されたと話題。当作はデジタル配信サービスなので影響がある可能性は低いが、万一もあり得よう。
すぎやまチヒロ「まるで漫画」

シンプルな線の4コマ漫画。昔のサラリーマン向けのギャグ。時々、映画のイラストエッセイがある。
雨月 衣「Talking Lip」
コミックエッセイ。多少背伸びした年齢層の少女雑誌にあったのだろうか、90年代チックでエンタメ系の話題が多い。線をかなりふにゃふにゃにしているのだが、構成がうまくて情報が詰め込まれていても内容が分かる。3巻が映画や個展の話で比較的とっつきやすい。
とだ 勝之「DANDANだんく!」
コミックボンボン。線が太く、主人公の顔がめっぽう角ばっていてオシャレ。
クロスオーバー「ヒーロークロスライン」
Webマンガの企画でおよそ20名の作家が参加していたようだ。
合作。
くら☆りっさ
サテュロスの漫画とか女学生が格闘技の解説をしている漫画とか何かと変な作品。
河内 実加「らんぷ ClararaBird」
メルヘンチック。カケアミでの影の表現が美しい。
ひぐちきみこ「もっとがんばれ!プリンセスちゃん」
アニパロ系?及びエッセイ。ゲスト作家が豪華(貞本義行,水玉雪之丞は分かりました)。
厘のミキ「落下傘ナース」
グロテスクな共依存系のホラー。オススメしにくいが、ヤンデレ(病)ものとしては押さえておきたいイカレ具合。
志名坂高次「帝王の道」
バカピカレスクロマン。作家は麻雀漫画で有名。ビューティフルワールドのオチの奇天烈さが有名だが、これを読むとまだ加減をしていたと分かるだろう。凍牌のケイと高津のIQが半分くらいになったようなキャラが暴れまわる。
楠 桂「大都会にほえろ」
この作家、髪と眼の細かさが好きなんですよ。
ここまひ「どきどきバンパイア」
どこかで見覚えがあると思ったら、ぷよぷよ(か魔導物語)のコミカライズをしていた人でした。ゲストイラストに村長さわ氏が。
くりひろし「パソコン・レクチャー」
マイコンBASIC誌で連載されていた漫画とのこと。扱う機械は古いがコンピューターの基礎部分は変わらないと分かる。ところどころ、パロディイラストも。
すがやみつる「実戦!パソコン通信」
「あらし」が有名だが情報系も売りにしている作家。CUI(画面に文字しか出ない)の画面とかかなりレトロ。
嶋津 蓮「けれんや羽津馬!」
絵柄に強い安定感があって惹かれる。
本山一城 初期短編集
ボンボンでマリオの漫画を長年描いていたという作家。70~80年代にかけて様々な作風の作品を出しているが、ほかの作品は歴史ものやセクシー系が多めか。
姫川明「アルキミア」
ゼルダの伝説のコミカライズが有名な姫川氏。少年誌とは違うテイストのファンタジーが面白いですね。
ふくやまけいこ「福袋」
どこかで見た絵だと思ったけど、ポケモン関係だろうか。キャラクター系が強いが、ファンタジーやホラーを様々な線で描いている。エッセイイラストに戸川純やあがた森魚のライブに行った等書いてある。
小杉あや「どうぶつもの」
アルマジロのペットエッセイ。先日の日記でも触れていた美少女誌にも描いていたらしい。
志茂田景樹「激烈!新・日露大戦」
マンガではなく小説。これはオフィシャルらしいが、そうじゃないものもチラホラ…ここでは紹介しないことにする。

