年始に行った病院は真面目、あるいは面倒臭いラインだったのだが、次来たときには血液検査をするので著しく煩わしい。朝は何も食べないほうが良いのかと思い、ひたすら空腹を紛らわせるために何も考えず極力動かずを頑張っていた。
しかし、話があった時にそのような注意を受けた覚えがなかったので確認の電話をかけると、別に食べても問題は無い検査だと判明した。無為な時間を過ごしていたと思いつつぱぱっと昼食。夕食用に野菜を切ったものを少量拝借し、茹でた麺と合わせて温める。ある程度おいしく、それ以上に手早く作れたと思える料理。インスタント料理ならぬインスタント達成感のようなものだ。
ちなみに、血液検査は任意だったので、一度生腕を出し、担当の人が針の刺しどころに困っていそうな雰囲気を察して辞退した。過去数度、血液検査で躓いたので嫌になっている。良い血管が見つかりにくい体質らしい。
その後の医師の話は今後も定期的に来るようにと、前回より熱意の強い語気を感じた。血液検査の時にテンションが低すぎたのかもしれない。血液検査と考えるだけで何もかも嫌になっていたのだが、任意だと分かった時点で何もかもどうでも良くなっていた。たまに通院するくらいなら別に良いんですよと、どんなトーンで話せば適切か分からず、気長に頑張れば来なくても良くなるかもしれませんという旨の長めの話を聴いていた。どうでも良くなっていると、逆に要件が長くなる。
帰りにカフェで頼むメニューは少し高くなった、病院に行った気晴らしにしては安い。夕飯は昼間切った野菜にタレ付きの肉をいれるだけで完成。炊飯器を予約していなかったり、野菜を切っておいたりするだけで帰りに寄り道とか弁当を買うことがなくなるので都合が良い。なぜなら、気晴らしで買う弁当は高くなる。
話は変わる…
なんの気なしに入った食堂が本格的な店だった。カウンターに6〜8席の狭い店内、その向こうに見えるコンロからは所謂フランベみたいな火柱が立っていた。店員はおじいさんひとりだけで、サラダ→スープ→コンロ→オーブン→皿回収の工程を8人分タイミングの違いに合わせてロスがない動線を組み込んでいて驚く。
頼んでみたドリアは、あさりのような貝殻がそのまま入っていて、何らかの出汁がたくさん出ているからか濃ゆかった。例えば、冷凍ピザやピザトーストよりピザ屋のピザのチーズの方が味が濃ゆい、というものをイメージすると理解できるかと思う。つけ合わせのムール貝が思ったより閉まっていて、開けるのに手間取った。私が慣れていないばかりにネガティブな感想に見えるが、総合的にはとても楽しかったので次はパスタを頼みたい。

