Switchをバンド以外で使うように色々手を出そうとしていると、このゲームが話題になっていたのでプレイしてみることに。雰囲気が良くてストーリーをスムーズに観ることができるのでゲーム初心者にもオススメな作品でした。

明度と色数を控えたピクセルアートやビット粗めのBGM等の世界観描写がウケているとのこと。また、プレイ感としては詰み要素を極力排除してストーリーをみせることを重視しているらしい。軽くプレイしたい今の自分にはピッタリだと思い興味を抱く。
物語のジャンルは、ネット世代の都市伝説を解き明かすミステリー。超常現象の対応というきっかけで事件に触れる。捜査が進むにつれて裏にある人間の悪意が露出する。そのようなストーリーを6つ解決するのがこのゲームである。ストーリーの傾向はジャンプ+の読み切りが忠実に再現しているので読んでおくとよくわかるだろう。
マンガ的な演出は控えめなので予備知識ゼロだと印象は薄いかもしれない。せめて、決めのシーンである「解体」のコマは1ページ丸々は使って欲しかった。ただ、拾えていない要素はピクセルアートやBGM以外(これらを普通のマンガに盛り込むのは難しかろう)に見当たらないくらいPRマンガとして世界観再現度は高い。
プレイ感は、選択できる部分を総当たりすればストーリーが進むのでビジュアルノベル感が強い。現場での聞き込みのほか、先輩といっしょにツッコミを入れながらSNSで調査するパートや、むこうぶちの江崎と後堂みたいな形式(もっと分かりやすい例があると思いますが…)でセンター長と推理するパートなどメリハリがある。
各所で本筋や真実と異なる言及をしてもペナルティ類は無い。がっつりゲームをプレイしたい気分でもストーリー重視だったらサクサク進行してほしいと思う性分なので、そんな調整はかなり好み。SNSや主人公の能力は、スムーズに進行させるためのギミックとして納得である。
1エピソードのボリュームは、選択肢をすべて確認した上で2時間程度。テレビのスペシャル枠1本分と思うと適切だと思う。そういった時間のうち、気分的には半分くらいがTIPS的な情報でミステリーとしてはあっさりした感じ。ある程度先読みはできるとは思うが、どこか予想を越える部分がある。特に、ほんの少し本物の超常現象が起こっているような描写もあって面白い。
標準価格はDL版で2000円。演出が連続ドラマを意識しているのでどうしても比較してしまうが、ドラマを1クール分観たような充実感はあった。
全体的なラストは、途中で…(ラストの内容を直接は説明してはいませんが、どれくらいの意外性かは説明しているので隠します。)
全体的なラストは、途中で2〜3パターンくらい思い浮かんだけどそれらを全部盛りしたような感じで豪快。強いて難を挙げるとしたら、登場人物の生存感のディテールが貯まってこそ活きる展開だったので、サクサク感のあるボリュームとは相性が悪かったと思う。センター長がちょっとミステリアスになりすぎたと思う。
追加コンテンツで番外編があったら嬉しい。と思っていたら、「りぼん」で連載があるとのこと。最後までプレイした身としては、非常にどんな描き方か気になって仕方がない。
ラブコメが始まってもおかしくないキャラデザ、ゲーム本編に足りなかったのはそういう要素……なのか?

4月から最終話の配信が解禁されるので、プレイするなら今だろう。りぼんのコミカライズが最終話のネタバレをする可能性もゼロではない。
総評として、サクサク進ませる一方でで単調にさせない工夫が興味深く、アートワークはキャッチー、ミステリー的にはアッサリしているけど少女漫画で補完がある可能性がある。
もしかしたら、りぼんコミカライズが出てからが本番かもしれない…という予想は実際に誌面に出たら答えが出てしまう。今のうちにゲームをプレイして、あなたも少女漫画化にハラハラしよう!!

