尿意を押して二度寝して、夢の中で公衆トイレに行って放尿しかけてやっと起きるくらいには歩くのが億劫。昨日の疲れが残っていた。シャワー等浴び、作り置きを作りながら予定を考える。日置永吉のカレー屋のパーティーがある。よく目にする店が出店やフライヤーを作製しているイベントがその日催される。行きたいが遠くて行きにくい位置にあるため、ライブ翌日は見送った方が賢明とその時までは判断していた。
が、テンションが高かったので行くことにした。大野に対して怒りがあった。そう表現すると問題があった風だが、長く交流があると出来事と怒りの程度のバランスに不均衡が生じがちので自然発生的なものだと思ってもらいたい。とにかく妥当性はともかく怒りが生じたのだが、その勢いでイベントに行くと決めた。
最寄り駅に着いて、バスが困難なことを一応確認してタクシーで向かう。グーグルマップで1200円分かかる所要時間だと思ったら、山の方は市街地より3倍スムーズに進むので3倍くらい高かった。
帰りもタクシーを使うのはちょっと嫌だなとも思ってはいたが、知らない場所に行けた嬉しさの方が何倍も強い。茶畑だとか川沿いだとかそういうものに弱い。青空が見える山の舗装路はとても気持ちが良い。タクシードライバーが会場の厳密な住所を調べるためにAマートに止まった時点で軽快な音楽が聴こえる。遊園地くらいの気分にはなっていた。
駐車場らしいスペースが車で混んでいたので、結果としてタクシーで来て正解だったかもと思いつつ歩く。整理された空き地;ドラえもんのやつより土管が無いイメージ。とその横にある空き家、それは古民家と言うには新しい雰囲気だがそれなりにレトロ、中をちらりと見るとインフォメーションセンターみたいな雰囲気で平時はフリースペースとして運用されてそうな家であった。


おそらくテラス席に台や機材などを置いてステージに改造。空き地の外周に折りたたみのメタルテントを置いて、ドリンク、カレー、コーヒー、プリン、シルクスクリーン、古着、染め物、チキン、ボルシチ、フルーツ、キムチ等がある。テントとステージにはエスニックなガーランドが結ばれている。
駆けつけカレー、キムチ、ボルシチを順番に食べる。本当は体力回復モードだったのでモリモリメシが入る。



適度に辛くて重くない程度にヘルシーなカレー、キリッとしたキムチのあとに爽やかなボルシチという流れになり非常にスムーズ。コーヒーはグァテマラにした。
DJは割と自由な演技もあって面白かった。キッズが回転数を変えていたのだが本人?も面白い間でボリュームを変化させていた。ビートライブ;サンプラーを駆使してトラックやエフェクトを抜き差しする、も観られて嬉しかった。市街地だと深夜のイベントでしか観られないと思うので。
と、そうこうしているうちに日が沈む気配がしてくる。仮にタクシーで戻るとしたら現金が際どい。ついでにスマートフォンのバッテリーも10%くらい。1つの瀬戸際だった。そして本当は歩いて帰りたい。実はタクシーに乗りながら森の、歩道のコンディションを確認していた。空が開けていて、分かれた歩道も多い。何より良い道だと思う。実際、イベント中も歩きスイッチが入っていてワクワクしている。


本当はバッテリーと現金のチャージはしておいた方が良いのだが。と思いつつ、「無」で居る時の用の服で着てしまったのが一番の痛手だったと思う。服も売ってはいたのだが、その時着ていた服にプリントする人の方が多かった。みんな自前の服にプリントしてバフをかけてみたいものだろう。(この時、写真ならニンテンドーDSでもできることを思い出していますね。)
結局、歩くか歩かないか、いつ帰るか迷ったままステージでは泰尊氏がラップをしていた。彼のステージはとっつきやすくパワーもある。しかし、どこか世界観を共有できない部分があり私はステージを観ている時の感想をまとめられないので、毎回「ケッ!」と思っている。何に対して悪態をついているのか本当に分からない。ただ今回はカレー屋を祝い(カレー屋は祝われたりカレーを作ったり終始忙しそうだった。)、彼の淹れるコーヒーを飲んで居るので普段よりは気持ちが一つになっているかもしれない。それと関係があるか不明瞭だが、MCで家が永吉にあると話していたので「泰尊の町なら歩くしかないなぁ」と歩くことを決意したのである。今考えたら彼だけの町ではないのだが、良いタイミングで後押しがあって飛びついたと思う。
どうやらこのあとは上映会をするみたいだったが、空の色が急に変わる良いタイミングだったのでタクシーで来た道を戻る。

十数分ごとにグーグルマップを確認して歩く。道はシンプルなので道をたどれば帰り着くのだが3度曲がる交差点がある。一定距離ごとにランプが置かれ、常に月明かりが差すので日が沈んでも薄暗い程度。ただ、1つ目の角を曲がったところでバッテリーが完全に切れてしまった。直線的な道で、たまに明かりのついた家があるので気持ちは穏やかだった。曲がり角を逆に曲がりさえしなければ終電までに何かしらの駅に着く。
少し開けた場所に地図らしい看板を見つける。道順には自信があったが念の為確認すると、よく分からない地図だったのでちょっと揺らぐ。近くに小学校があるらしく、近くの地形をまとめた看板だったらしい。3DSの液晶をライト代わりにして内カメラで撮っている。案外撮れるものだ。

そもそもこんな道、行きには通ったか記憶が無い。昼と夜では印象が変わる…そう思っていたら全く見覚えの無いオブジェを見つける。道の脇に2〜4mくらいの城や東京タワーがある。リトル東京という看板。よく見えないが東京の建物の縮小版が並んでいるらしい。隣の土地は小さい墓地らしい。暗いと四角い墓石がビルにも見える。

とは言え、行きに通っていない道に来ているのは明らかなので少し不安。大きな十字路に到着。ここを右に曲がったら駅前に着くはず、と祈りながら信号を待っていたらちょうど車がその方向へ走ったので安心。こういうのは大体駅に向かう。大きな道路の大きな交差点なので大きな看板が見つかるのだが、暗くてよく見えない。ちょっと待つと車の明かりで一瞬読める。大まかな位置関係は把握できるのだが車向けの距離感覚なのであまりアテにはならない。「↑伊集院」という文字が見えたら成功なのだが、看板に見えたのが「←美山」という文だったので不安になる。美山は伊集院とは逆方向の地名なのだが、曲がって逆方向に行くなら合っているかもしれないと考えながら歩く。大きな道路なら歩いていれば確実にどこかにつく。
そしてローソンを見つける。

ナフコの看板しか読めないがローソン。「コンビニがない町」とラップかMCで言っていた気がするけどがあったじゃんと思いつつバッテリーを購入。最初は勝った!と思ったけど、きっとそこまで歩くような人ではないと思う。人をみなさすぎてテンションが変になっていて何に対して勝ったのかよく分からない。大体2時間ぐらい歩いていたらしい。
私はこういう歩き方をする人なんだと再確認。
コンビニから歩くとすぐに地方の駅前らしい雰囲気に、駅に着いたので終わりです。

家に帰ったら昼に仕込んでいたスープを食べて遊戯王の映画を観ました。

