何回寝不足を自覚した1日だっただろうか。
ケチャップとチーズと調味料でピザトーストを作る。メダカをチェックすると一匹が病気だった。
あまり頭が働かないので温泉に行くことにする。服を脱ぐとき裏返ってしまったと気がする。実際裏返っていた。本当に裏返っていたのか確かめるのにも、もとに戻すのにも何秒も時間がかかった。温泉に入ると頭がぼんやりして、今寝不足なのかどうかあやふやになって都合がいい。シャンプーの液が漏れて風呂道具袋の中がヌルヌルになる。
タッパーをいくつか買う。押し寿司のようなものに興味があった。ご飯を炊いて、思い思いの具を作る。野菜を切ったもの。炒り卵。肉とシイタケの味噌炒め。ラップでカバーをしてご飯を敷き詰め、もう一つのタッパーで押す。具を敷き詰めてまた押す。包丁で一口サイズに切り分ける。ギュッとしたら崩れないと思ったらそんなことは無かった。ラップを敷いたちらし寿司のような感じに。座りのいい具にしたら良かったのだろうか。同じ要領で明日の朝食も用意しておいた。
映画を観に行く。オリヴェイラという監督の絶望の日というタイトル。それがまた、ゆっーーたりとした映画で、冒頭に筆記体のような文が出るが字幕がない。数分したらまた、馬車の車輪が回るシーンが数分流れる。頭が覚醒する刺激が流れず目の焦点が合わない。寝不足だった。そして娘が語り。おじいさんは手紙を書く。それが延々と繰り返される。内容を羅列するとどうしても面白そうに書くことができない。環境音と時計の音、クラシックらしい音楽。そして銃声。構図のセンスと音のメリハリがとても上手くて、情報を直接頭に流し込みながら動けない状態になってしまう。それにしても、なんであんな映画を作ったのか。
こんな日は早く帰ったほうがいい。頭がさらに酩酊状態になって家とは逆方向に足が進む。たまたまユニクロで買った異常に安い服が肌に合う。たまたま寒い日で最適な服だった。生活雑貨のアーケードでたまに誰かとすれ違う。
エレベーターに入ったけどボタンを押してないので動かない。と言うことが2回あった。電車通りを直接歩くおじいさん。床を丹念にチェックするおばさん。探し物ですか?と語りかけるとそうですと答える。帰りたくなかったのでぐるぐると歩く。それらしいものは見つからない。何を探しているのか聞いておいたほうが有意義かもしれない。そうしているうちに道行く人が怪しく見える。しかし、最近よく見かける歌を歌い、宇宙人の話を大きめにひとりごつ人はいなかった。
信号機に配置が作為的に思える。どこかのビルの窓から漏れる光がブラックホールに見える。道行く室外機とよく目が合う。そんな映画を見た。
家に帰って大人しく寝ると、ちょうどアニメが始まる時間だったので嬉しい。まだ寝不足の時の頭だ。忍者と殺し屋のふたりぐらしは、ひどい。

